「〜ことになる」は、多くの学習者が間違えやすい大切な文法です。一番のポイントは、「自分の気持ち(意志)ではなく、周りの人・ルール・状況によって決まったこと」を話すときに使う点です。
「だれが決めたか」を考えると、とても簡単になります。
ビジネスでも毎日の会話でも本当によく使う表現です。ここで正しい使い方をしっかりマスターしましょう!
この記事でわかること
- 「〜ことになる」の3つの意味
- 決定・予定・状況のイメージ
- 会話や仕事で使える自然な例文
- 「〜ようになる」との違い
- よくある間違い
- 練習問題と解説
- 関連文法とのつながり
1. この文法のポイント(大事なこと)
- 自分の意志ではなく、周りの人やルールが決めたことに使う
- 決定・予定・結果をだれかに伝えるときに使う
- 「〜ことにする(自分が決めたこと)」の反対の文法
- 「〜ようになる(変化)」と間違えやすいので注意
2. 基本の意味(3つ)
だれが決めた?
- 【決定】 周りの人やルールが決めたこと
- 【予定】 もう決まっている未来の行動
- 【状況の結果】 状況から自然にそうなること
① 決定(周りの人やルールが決めた)
- 来月から大阪に転勤することになりました。
- 会議は午後3時から行うことになりました。
② 予定(もう決まっている未来)
- 来週から新しいプロジェクトを担当することになった。
- 明日、社長と面談することになっています。
③ 状況による結果(自然にそうなる)
- 雨が続いたので、試合は中止することになった。
- 人が多すぎるので、入場制限をすることになった。
3. 文型
〈動詞辞書形〉ことになる / ことになった / ことになっている
〈動詞ない形〉ことになる / ことになった / ことになっている
よく使う形:
- 行くことになった / 行かないことになった
- 会議をすることになっている / 参加しないことになっている
4. 使える場面・使えない場面
使える場面
- 周りの人が決めたこと
- ルールや法律で決まったこと
- 状況から自然にそうなるとき
- 決まった予定を伝えるとき
使えない場面
- 自分が決めたこと(→「〜ことにする」)
- できるようになったこと・習慣の変化(→「〜ようになる」)
- 天気や自然の動き(人が決定できないため)
5. 例文(日常会話・ビジネス)
① 決定(周りの人が決めた)
日常会話
- 来月、引っ越すことになったんだ。
- 友だちの結婚式でスピーチをすることになった。
ビジネス
- 新しい部署を担当することになりました。
- 来週の会議はオンラインで行うことになりました。
② 予定(もう決まっている未来)
日常会話
- 明日、先生と面談することになっている。
- 来週から新しいアルバイトを始めることになった。
ビジネス
- 来月から新しいシステムを使うことになっています。
- 今年は海外研修に参加することになりました。
③ 状況による結果(理由があってそうなった)
日常会話
- 雨が強いので、今日は外出しないことになった。
- 電車が遅れて、集まる時間を遅らせることになった。
ビジネス
- トラブルがあったため、プロジェクトを延期することになりました。
- 人が足りないため、新しい人を採用することになりました。
6. 「〜ようになる」との違い
| 文法 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| 〜ようになる | 変化(前はできなかったことができるようになる) | 日本語が話せるようになった。 |
| 〜ことになる | 決定・予定(自分以外の理由で決まる) | 来月から日本語のクラスを担当することになった。 |
ようになる/ことになる/ことにするの違い
【ようになる】…… 変化(自然にそうなる)
【ことになる】…… 決定(自分以外の人やルールが決める)
【ことにする】…… 意志(自分が決める)
※「だれが決めた?」で考えるとわかりやすい!
7. よくある間違い
自分の意志で決めたこと
- × 来月から運動することになった
- ○ 来月から運動することにした
できるようになったこと(変化)
- × 日本語が上手に話せることになった
- ○ 日本語が上手に話せるようになった
天気や自然の動き
- × 明日は寒くなることになった
- ○ 明日は寒くなる
混同しやすい文
- × 会社が忙しいので、残業をするようになった
- ○ 会社が忙しいので、残業をすることになった
8. よくある質問(FAQ)
Q1. 「〜ことになる」は未来のことにも使える?
→ はい。「来月から〜することになった」のように、未来の予定を伝えるときによく使います。
Q2. 「〜ことになる」と「〜ことにする」の違いは?
→ だれが決めたかが違います。
自分が決めたときは「〜ことにする」、周りやルールが決めたときは「〜ことになる」です。
9. 練習問題
1.来月から新しい部署を担当する( )。
- ようになる
- ことになった
- てくる
- ことにした
2.健康診断の結果が悪かったので、毎日薬を飲む( )。
- ことになった
- ようになる
- ことにした
- ていく
3.最近、日本語が少しずつ話せる( )。
- ことになる
- ようになってきた
- ようになる
- ことにした
4.明日の会議はオンラインで行う( )。
- ことになっている
- ようになる
- てくる
- ていく
5.先生に強く注意されたので、これからは毎日復習する( )。
- ことになった
- ようになる
- ことにした
- ていく
10. 解答と解説
1. 正解:2(ことになった)
→ 会社や上司など「自分以外の人」が決めた予定です。自分の意志ではないので「ことになった」を使います。
2. 正解:1(ことになった)
→ 医者に言われた、体の状態が悪かったなど「状況や周りの判断」で決まったことです。自分の意志ではないので「ことになった」。
3. 正解:2(ようになってきた)
→ 「前はできなかったが、今は少しずつできるようになってきた」という“変化の途中”を表します。決定ではないので「ことになる」は使いません。
4. 正解:1(ことになっている)
→ すでに決まっている予定・ルールを伝えています。「〜ことになっている」は“決まっている予定”を表すときに使います。
5. 正解:3(ことにした)
→ 「これからは毎日復習しよう」と自分で決めています。自分の意志で決めたことは「〜ことにする/ことにした」を使います。
11. 今日のまとめ
- 「〜ことになる」は、周りの人やルール、状況で決まること
- 自分が決めたら「〜ことにする」
- 変化なら「〜ようになる」
- 「だれが決めた?」で考えるとわかりやすい
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